最近話題のビットコインですが、投資先としても非常に人気で取り扱い店舗も右肩上がりで増えています。

ただ、一体どうやって発行されているのかご存知でしょうか。

中央銀行から発行される日本円のように現物がないだけに非常に気になりますね。

今回はビットコインがどうやって発行されているのか、またその仕組みについて解説します。

マイニングとは具体的に何をするのか?

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ビットコインは管理者がおらず、ある決められたルールに従ってシステムが動き続けています。

発行上限も決まっていますし、新規発行もあらかじめ決まっているので誰かによって管理されていません。

じゃあ一体誰がどのようにして発行しているのでしょうか。

セキュリティ管理の報酬によって発行される

ビットコインはみんなで帳簿を監視して管理していますので安全というわけですが、保有されている方が逐一監視しているでしょうか?

「ビットコイン持っているけど、監視なんかしていないよ。」という方が多いと思います。

それもそのはずで、実はビットコインには不正をチェックしている人がいて、「マイナー(採掘者)」と呼ばれています。

参加条件はなく、ビットコインのブロックチェーンシステム維持に参加した人であれば誰でもマイナーになれます。

具体的に一体何をチェックするのかいうと送金されたときに正しく保有された人から送ったものか、またビットコインが複製して使ってないかなどのデータの改ざんがないかを行います。

この元帳の認証作業を「マイニング(採掘)」と言います。

簡単に述べますと、仕組みは多数のくじの中からコンピュータによる膨大な演算計算を行い、早くくじで当たった人にビットコインが与えられるというもの。

通常であれば、中央銀行が行いますが、ビットコインの報酬を支払う代わりにセキュリィ管理を個人にやってもらっているのです。

この「マイニング(採掘)」という作業が出来て報酬がもらえるという制度でビットコインのセキュリティが成り立っています。

刻一刻と時間が過ぎていますが、発行上限に至るまでビットコインの新規発行は10分に1回に行われています。

個人でマイニング(採掘)やっても儲かる?

高騰している現在(2017年8月)、「じゃあ、儲かりそうだし自分でもやってみよう」と思う人もいるかもしれませんが、みんなが儲かるのであればすでにやっていますね。

すでに通貨の約70%が流通しており、価値も高騰しているので、マイナー同士による計算処理競争は熾烈です。

そして法人で行っている場合が多く、その中でも上位5社で約過半数のシェアを握っているほど。

膨大な計算が必要かつサーバー稼働や冷却のための電気代がかかるので、個人のノートパソコンやデスクトップでは到底追いつかず、個人が入る余地がありません。

ビットコインで演算計算の正解を得るには早いもの勝ちですので、どうしてもパソコンのスペックによってしまうのですね。

この主要なマイナー達は電気代が非常に安い中国やインドネシアに専用の施設を建て、サーバーやパソコンが何十台もある場所でひたすらマイニングを行っています。

現在は日本に取引所も存在しますし、日本円と引き換えでスマートフォンでも簡単に購入できるため、実際に購入してみることをおすすめします。

自腹での購入を躊躇される方も最近は大手のポイントサイトがビットコインに交換してくれるところもありますので、是非利用してみてください。

マイナーによるビットコインデータの改ざんの恐れはないのか?

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よっぽど信頼できる大きな企業でも不安ですが、民間がセキュリティ管理となると不安を拭えない方も多いでしょう。

しかし、2009年から運用されて1度もハッキングがないばかりか、システムダウンも起っていません。

51%攻撃で不正ができてしまう?

ビットコインの不正の出来にくさが今の信頼に繋がっているのですが、全くもって出来ないわけではありません。

どうすればそれが可能かというとマイナーの演算計算能力を51%以上持ってしまうこと。

ビットコインのネットワークを乗っ取って改ざんしたり、偽造のコインを発行したりが出来てしまいます。

ただビットコインの凄いところはデータを改ざんしてしまうより、マイニングを行う方がメリットの大きい仕組みになっていることです。

もし、あるブロック1つを改ざんしようと思っても、過去に渡ってデータを書き換えなければいけませんので、とても非効率的。

また現在はもうすでにある膨大なブロックチェーンのデータが繋がっていますので、改ざんは非常に困難です。

初期の段階であっても、その分獲得できるマイニングの報酬は多くなるように設計されています。

そして何よりみんなでネットワークを管理しているため、どこが多くのマイニングを行っているかを把握していることも大きな抑制力になっています。

事実、この51%攻撃も受けたことがないのです。

マイナー(採掘者)へのビットコイン報酬はいくらもらえるのか?

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「誰も管理者がいないけど、システムによって運営されているのであれば、マイナーへの報酬も決まっているの?」と疑問に思った人もいるのでは?

結論を先に述べますと、マイナーの受け取れるビットコインの報酬も決まっています。

ただし、ビットコインの価値は変動しますので、値下がりや値上がりをするリスクもあります。

では、どのようなシステムになっているのか紹介していきます。

報酬システム

ビットコインの新規発行は2100万BTCまでと決まっており、2017年8月の現在は約70%がすでに発行済み。

また、約4年(21万ブロック)ごとに半分になることがあらかじめ決まっています。

運用開始してすぐは1ブロックに対して50BTCでしたが、その後25BTCとなり、現在は12.5BTC。

4年ごとに半分になってしまうと、マイナーのモチベーション低下にもなりそうですが、皆さんご存知の通り高騰しています。

ビットコインの受け取り量が落ちても流通されることで価格が右肩上がりになるように設計されているのですから、考案者は非常によく考えていますね。

1つの認証で10分かかる計算でおよそ2140年には上限に達するとみられています。

しかし、あくまで取引承認のチェック作業の報酬としてビットコインが新規発行されますので、現在の加熱ぶりをみる限りもっと早い段階で上限に達するでしょう。

また、上限に達してしまうと競争原理による自然派生的なチェック作業が行われず、セキュリティが問題になるのではと心配になる方もいるかもしれません。

もし上限に達してしまってもマイナーは各取引の際に生じる手数料を受け取れるシステムになっていますので、安心して下さい。